車体と排気量の小さいハーレーは小柄な人も乗りやすい大型バイクです

小柄のバイク

もともとハーレーはアメリカで誕生したオートバイで、アメリカ人の体格にあわせて作られています。そのため日本人が大排気量のハーレーに乗ると、マシンに対して体格や体重が負けてしまうことがあります。

バイクにとってエンジンが心臓であり、排気量が大きいほど他のパーツも必然的に大きくなり、重量も増していくのです。
一般的にエンジンが大きいバイクほどシート高も高くなる傾向があり、足つきは悪くなってしまいます。すると立ちごけのリスクが高くなり、特に交差点の信号が赤になって停止するような状態では要注意です。頻繁にストップ&ゴーを繰り返す状況ではつらいでしょう。

特に車重が重たくなるほど、フラついたときに立て直すのが難しくなります。一般的にバイクの車重は、体重の3倍以内に抑えたいと言われています。体重60kgの人を例にすると、バイクの車重は180kg以内に抑えるのが安全性から見ても好ましいわけです。
もちろんテクニックがあれば車重のあるマシンもコントロールできますが、やはり重たいより軽いほうがコントロールは楽でしょう。

ハーレーには1900ccモデルがあり、日本の道路を走行するには排気量が大きすぎるとの声があります。大きな車体にステイタス性や所有欲を求める人は、常に大排気量の大型バイクを追い求めますが、乗りやすさを重視する人には車体が小さいハーレーのスポーツスターが人気です。日本人の体型に合っており、特に排気量883ccのパパサンと呼ばれるマシンは女性ライダーから人気があります。
1200ccモデルは小柄な男性から人気で、市街地走行をしやすいので通勤の足としても適しています。車重が軽いのでブレーキング性能が高く、止まる・曲がるという基本動作を楽に行えるのも特徴です。