ハーレーのタンクの再塗装を上手に行うコツとは

購入したバイクを自分好みにカスタムできるのがハーレーならではの醍醐味の一つです。一口にカスタムと言っても手を加えられる場所がたくさんありますが、特に人気となっているパーツの一つがタンクになります。バイクのタンクは停車させた時に目に入りやすいパーツなので、再塗装によって自分好みのデザインに仕上げれば簡単に自己主張できるのが特徴です。

再塗装は専門の業者に依頼をすることもできますが、費用が高くなってしまいます。また、頭で描いているイメージを具体的に伝えるのは簡単なことではありません。 市販されている専用の道具を購入して自分で行えば、費用も抑えられて細かい部分にもこだわりが持てます。

タンクの再塗装で最初に行うのが剥離作業です。この作業を怠って上塗りしてしまうと仕上がりが綺麗にならないので、手間を惜しまずにしっかりと行わなければいけません。剥離作業は剥離剤をタンクに塗布した後にサランラップで包んで揮発を抑えると短時間で剥がすことができます。この作業は数回に渡って行うのがコツです。もし長年の使用でサビなどが付着しているときは、耐水ペーパーで磨けば落とすことができます。
元の塗装を綺麗に剥がし終えたら次は研磨作業です。この研磨作業はサビ落としに使った耐水ペーパーでタンクに傷を付けるのが目的になります。この作業に抵抗を感じる人もいますが、下地で傷を付けるのは塗装のノリを良くする効果があるので、躊躇をしてはいけません。研磨が終わったら仕上げの塗装を行います。単色でデザインなどを入れない人は、スプレーガンを全面に吹きかけて一気に仕上げれば完成です。

複数の色を組み合わせたりデザインを入れる場合には、最初の塗装が完全に乾いた状態で次のスプレーを吹きかけると綺麗に色分けできます。
色に深みを出すには、数回に渡って同じ作業を繰り返すのがポイントです。